京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

↑

←

安倍フェローシップ申請説明会を開催しました

07.15 (Fri)2016

京都大学学術研究支援室(KURA)は7月8日(金)、米国社会科学評議会(Social Science Research Council)東京事務所の緒先拓哉プログラム・マネージャーとLinda Grove顧問をお招きし、「安倍フェローシップ申請説明会」を開催しました。

安倍フェローシップは、日米の研究者間で新しい協働関係とネットワークを形成し、同フェローシップが選定する4つの課題(「個人・社会・国際的な安全保障に対する脅威」、「成長と持続的な発展」、「社会・科学・文化のトレンドと変容」、「ガバナンス、エンパワーメントと市民参加」)について政策指向型研究を実施する人文社会系の研究者を対象にした奨学金です。

緒先氏は、申請方法の詳細だけでなく、安倍フェローシップのみが持つ魅力と特徴を説明。この奨学金は支給額が非常に多く、同行家族の費用も支出されます。また、奨学金の使い方に制約がなく、一定の滞在日数さえ満たせば渡航期間も自由に設定できる柔軟な制度になっています。緒先氏は、「安倍フェローとして選抜されること自体が非常に名誉なこと」であり、その後の研究者キャリアを形成するうえで、必ずプラスに働くと力説しました。

説明会の後半は、2014年に安倍フェローシップに採択された経済学研究科の諸富徹教授が登壇し、米ミシガン大学での研究活動や申請書の書き方について紹介しました。諸富先生によると、最も刺激的だったのはニューヨークで開催される年1回の合宿だったとのことです。合宿は4日間にわたり、他>安倍フェローと研究内容について濃密な議論を繰り広げ、他にはない素晴らしい機会となったと紹介しました。

質疑応答では、「申請前から滞在先の大学に許可を取る必要はあるか?」、「申請書はどのような点を重要視するのか?」等の質問が参加者から寄せられました。説明会の終了後も、登壇者に質問を続ける参加者が多く、同フェローシップへの関心の高さがうかがえました。

KURAでは、安倍フェローシップを含む海外ファンドに申請する京都大学の研究者を積極的に支援しています。今年度の安倍フェローシップの申請を検討されている方は、ぜひ早い段階で当室にご連絡下さい。

【連絡先】EMAIL : contact <a> kura.kyoto-u.ac.jp (<a>を@に置き換えてください)

安倍フェローシップを説明する緒先拓哉プログラム・マネジャー 安倍フェローとしての経験を紹介する諸富徹教授
安倍フェローシップを説明する緒先拓哉プログラム・マネジャー 安倍フェローとしての経験を紹介する諸富徹教授
質問に答えるLinda Grove顧問
質問に答えるLinda Grove顧問

【参考】
安倍フェローシップ・プログラム Abe Fellowship Program – CGP/SSRC
国際交流基金 – 安倍フェローシップ(研究者等対象)
Social Science Research Council (SSRC)

イベント情報はこちら

CLOSE