京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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「京都大学アカデミックデイ2016」を開催しました(2016年9月18日)

09.20 (Tue)2016

京都大学学術研究支援室(KURA)と研究推進部は9月18日、百周年時計台記念館で「京都大学アカデミックデイ2016」を開催しました。第6回目となる今年は台風16号が近づくあいにくの天候でしたが、400人以上の来場者でにぎわいました。

「京都大学アカデミックデイ」は、「国民との科学・技術対話」事業の一環として実施しているもので、研究の分野を問わずに誰もが学問の楽しさや魅力に気づける場として、市民と研究者が対話できる企画です。今年のプログラムは昨年とほぼ同様で、様々な分野の研究者と気軽に交流できる「研究者と立ち話」、研究者とじっくり対話できる「ちゃぶ台囲んで膝詰め対話」、一つのテーマにそって登壇者と話し合うトークイベント「お茶を片手に座談会」、出展研究者が推薦する図書を紹介・展示する「研究者の本棚」の四つでした。

老若男女が一堂に会した「研究者と立ち話」会場では、高校生を含めた200人近い研究者が来場者に自身の研究内容を説明。50件のポスターブース前には長蛇の列ができるなど、来場者は熱心に説明に耳を傾けました。また、「膝詰め対話」の場所となったちゃぶ台では、研究者と同じ目線で、じっくりとした対話が進みました。

​「お茶を片手に座談会」では「進撃の巨大科学」をテーマに、2人の研究者が有人宇宙探査や核融合エネルギーといった巨額の費用がかかる研究について発表。その後、来場者が研究者にその是非を問うなど、議論が盛り上がりました。また、会場には登壇研究者がフランス南部で建設が進む国際熱核融合実験炉(ITER)の精巧なレゴ模型を持ち込んだり、火星に取り残された宇宙飛行士の奮闘を描いた映画『オデッセイ』の予告編を上映したりするなど、巨大科学が身近に感じられるよう工夫していました。

「研究者の本棚」では、出展研究者が研究の道に進むきっかけとなった本や、山極総長に関連する本などを紹介。来場者は、研究者からの推薦文にじっくりと目を通しながら、各書籍を見比べていました。

ご来場くださったみなさま、出展してくださった研究者、ありがとうございました。みなさまが楽しみながら、京都大学の研究に関心をもってくだされば幸いです。

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