京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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公募説明会「サントリー文化財団の<若手研究者のためのチャレンジ研究助成>と<海外出版助成>」 を開催しました

10.13 (Thu)2016

京都大学学術研究支援室(KURA)は9月29日(木)、公益財団法人サントリー文化財団の前波美由紀事務局長をお招きし、公募説明会「サントリー文化財団の<若手研究者のためのチャレンジ研究助成>と<海外出版助成>」を開催しました。

サントリー文化財団は、社会科学・人文科学の分野や日本の地域文化を対象に「サントリー学芸賞」「サントリー地域文化賞」の授与、「研究助成」や財団独自の「調査研究」プロジェクトの実施、雑誌「アステイオン」の刊行、「海外出版助成」を実施している民間助成財団です。

前波氏からは、上記のような広範なサントリー文化財団の活動概要と大切にしていること、そして特に公募中の<若手研究者のためのチャレンジ研究助成>、<海外出版助成>両プログラムの狙いと傾向に関して説明がありました。

財団の活動が、創業者の「やってみなはれ」という新たな分野へ絶えず挑戦する姿勢に根ざしていること、「出会いのセッティング」「自由な語らいのあるオモロイ場の提供」「社会に伝える」「若手研究者を応援する」を活動全てにおいて大切にしていること、民間助成財団ならではの小回りの効くコミュニケーションを重視していることなど、財団の独自性を余すところなく紹介されました。

後半は、実際に<若手研究者のためのチャレンジ研究助成>に採択された櫻田智恵氏(アジア・アフリカ地域研究研究科・2015年度採択者)から、申請の際にどのような工夫をされたか、研究内容を紹介しながら解説がありました。

申請の際、神谷俊郎URA(学術研究支援室)に相談し、対話の中で「陛下の映画」というキーワードが浮かび上がって来たことで、申請するテーマを絞り込むことができたとのこと。研究テーマを考える際に、いかに他者との対話や客観的な視点が必要かを力説されました。

説明会後のアンケートでは、「チャレンジ研究助成は実現可能性ではなく、チャレンジ性を重視されている点が魅力的」「櫻田さんのお話は書類の書き方の勉強になった」「URAの方の仕事の内容を知ることができて良かった」というご意見があり、申請に役立つと共にURAの役割を知って貰う機会にもなったようです。

KURAでは、今回の説明会を機にサントリー文化財団の助成事業にチャレンジされる研究者が増えることを期待しています。

前波美由紀事務局長 櫻田智恵氏 神谷俊郎URA

 

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