京都大学学術研究支援室(KURA)医学・病院地区担当チームは、2019年5月から7月にかけて医学部附属病院の各診療科において、科研費 研究計画調書の作成に関するセミナーを 企画、開催しました。

KURAでは、科研費等の外部資金の採択可能性アップのために申請書レビュー等の支援を実施しています。当地区担当のURAは、若手研究者から科研費研究計画調書の作成支援依頼を大変多く受けます。URAの指摘事項は各研究者間で共通点が多く、また採否に関わる重要なポイントが多数含まれています。それらのポイントを多くの研究者に伝え、当地区の科研費申請支援の効率やスピードアップを図るために、本格的な科研費申請支援時期の前に、多くの若手研究者が所属する22診療科（出席者：合計450名程度）において、科研費研究計画調書の書き方について講義を実施しました。各科の医局カンファレンス等にて、当地区担当URAが独自に作成した「若手研究」及び「基盤研究B」等の“仮想調書”を教科書として、上記の共通指摘事項に加え、作成の流れや、記述上工夫すべき点などを解説しました。診療活動の多忙な中、出席の先生方は熱心に聴講され、「このような解説が必要であった」、「科研費申請に弾みがつく」、「自信を持って作成・申請できる」といった前向きなコメントが寄せられました。

KURAは今後も現場研究者のニーズにマッチした学術研究支援を展開して参ります。 今回のセミナーは、医学・病院地区担当の中平 博之URA、古谷 真優美URAの企画・運営で開催しました。