京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

↑

←

【間:AI DA】第4回 Kamogawa Talk 学術とアート・文化の対話「鳥の言葉と音楽」(2022年9月16日)(終了しました)

08.31(Wed)2022

Kamogawa Talk は、ゲーテ・インスティトゥート 大阪・京都/ヴィラ鴨川 と京都大学学術研究支援室(KURA) が共同で実施し、若者世代の日独交流と、学術とアート・文化の対話を促進するトークシリーズです。“Art meets academia”をコンセプトに、リラックスした雰囲気で、研究者、学生、クリエイターだけでなく、広く関心のある方々が、オープンに交流する場を目指します。

オンラインで開催される第4回目のテーマは、「鳥の言葉と音楽」です。作曲家そしてピアニストである、2019年ヴィラ鴨川レジデントのヤコポ・サルヴァトーリ氏と、京都大学 白眉センター/理学研究科 特定助教の鈴木 俊貴 先生をゲストに迎え、ディスカッションを行います。

鳥のさえずりの構造をもとにした音楽プロジェクト『Vogelsprachen(鳥の言葉)』に取り組むサルヴァトーリ氏は、2019年の京都滞在中には、幾種類もの鳴き声を持つ日本のシジュウカラの声を録音・分析し、その後、これをもとに音楽・アート作品を手がけました。

鈴木先生は、動物行動学とその他の研究分野を融合した学際的なアプローチから、動物の言語によるコミュニケーションに関する研究を行っています。中でもシジュウカラに着目し、その鳴き声の分析を通じて、シジュウカラが言葉を操りコミュニケーションを取っていることを明らかにしました。そして現在は、動物の言語能力に関する研究を深化させるため、動物言語学の創設を目指しています。

今回登壇するお二人は、2019年にサルヴァトーリ氏が来日している際にトークイベントを実施しました。3年を経たいま、二人の活動はどのように展開しているのでしょうか。

「シジュウカラ」、その他の「鳥の言葉」を題材に、それぞれの活動に取り組むお二人の対談を通じて、科学とアートの交差点を探ります。

日時

2022年9月16日(金) 19:00~20:40

場所

オンライン(Zoom、参加無料、要事前申し込み)

言語

日本語・英語(逐次通訳)

対象

研究者、学生、クリエイター、広く関心のある方々

申込方法

こちらからお申し込みください。 受付は終了しました。

スピーカー

ヤコポ・サルヴァトーリ(作曲家/ピアニスト)
イタリアのジローラモ・フレスコバルディ音楽院(フェラーラ)とクラウディオ・モンデヴェルディ音楽院(クレモナ)でピアノを、ミュンヘン音楽・演劇大学で作曲を学ぶ。自身の作曲によるオペラ『How to kill your mother. Elektra』が、2017年、独ブラウンシュヴァイク州立歌劇場で初演された。2019年ヴィラ鴨川レジデント。京都滞在時から引き続き、鳥のさえずりの構造をもとにした音楽プロジェクト『Vogelsprachen(鳥の言葉)』に取り組んでいる。
© Sara Gianguzza

鈴木 俊貴(京都大学 白眉センター/理学研究科 特定助教)
2012年に立教大学理学研究科にて博士号(理学)を取得。2013~2016年総合研究大学院大学にて日本学術振興会 特別研究員SPD、2016~2018年京都大学 生態学研究センター 機関研究員、2018~2019年東京大学 教養学部 学際科学科 助教を経て、2019年より現職。シジュウカラ科に属する鳥類を主な対象とし、鳴き声の意味や文法構造の解明に取り組む。最近では、異種間での音声利用やコミュニケーションの発達過程に関しても研究を進め、種間比較や地域間比較を目的とした国際共同研究も進行中。

【間:AI DA】について

WEBサイト:https://www.oc.kyoto-u.ac.jp/exchange/aida/
Facebook:https://www.facebook.com/%E9%96%93-AI-DA-348580759138548/

活動報告

https://www.kura.kyoto-u.ac.jp/act/20220916/

お問い合わせ

京都大学学術研究支援室【間:AI DA】
E-Mail:aida*kura.kyoto-u.ac.jp(*を@に変更してください)

CLOSE