京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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【間:AI DA】 KURAの若手研究者の国際化支援の取り組みがNatureダイジェストに掲載されました

12.02 (Mon)2019

京都大学学術研究支援室(KURA)の【間:AI DA】チーム*が企画した、RA協議会 第5回年次大会(9月、調布市)でのセッションG2「海外ファンド機関とのパートナーシップによる若手研究者の国際化支援」 に関する記事が、学術雑誌 Natureダイジェスト (2019年11月号)に掲載されました。

KURAでは、ドイツ学術交流会(DAAD)との間のパートナーシップを通じて、本学の欧州拠点(ハイデルベルク)とも連携しながら、「国連の持続可能な開発目標(SDGs)」達成につながる国際共同研究を目指す志の高い若手研究者の短期海外派遣を支援しています。上記のセッションは、KURAのURA(鈴木環桑田治仲野安紗ヴィットフェルト・アーロン)が企画・実施したもので、DAADに加えて、同じく日独の若手研究者の国際化を支援してきた中谷医工計測技術振興財団、山岡記念財団、シュプリンガー・ネイチャー社を講師として招き、日独間での共同研究に携わる若手研究者も交えて、支援者と研究の現場の双方の立場から話題の提供と課題の討論を行いました。会場での議論を通じて、「研究キャリアの早い段階からの支援が国際的な研究ネットワーク構築とその後のキャリア形成につながる」という点が、ひとつの共通認識となったことが注目されます。

このように、社会全体で若手研究者を支援していく事への関心・期待が高まっており、後日、DAADが運営を担うドイツ科学・イノベーションフォーラム・東京(DWIH、東京)が主宰する日独仏合同カンファレンス「AI for SDGs」(10月24日、東京)に、本学の若手研究者が招聘されて登壇しました。

さらに、第三回研究大学コンソーシアムシンポジウム(10月18日、東京)にて【間:AI DA】の取り組みを紹介するポスターを発表し、広く日本のURAや学術研究機関の間でも課題共有を進めています。

KURAではこうした形で、若手研究者の国際的な活躍を社会が一体となって応援するためのネットワークを広め、その支援体制を拡充していきたいと思います。

*【間:AI DA】 は、KURAが国際的なファンディング機関等と協働して開発し運営する、若手研究者の国際化を推進するプログラムの総称で、現在、ドイツ学術交流会(DAAD)とのマッチングファンドを運営しています(詳細 )。

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

RA協議会セッション-関係機関との集合写真
RA協議会セッション-関係機関との集合写真

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