全米の研究機関に所属するリサーチ・アドミニストレーター(URA)の会員組織 NCURA(National Council of University Research Administrators)の年次大会のうち、外部資金情報収集などプレアワード業務に特化した会議「NCURA PRA 2018」が3月8〜9日、米フロリダ州オーランドで開催され、京都大学学術研究支援室(KURA)から浅見 智子URA(理工系グループ)が参加しました。
設立60周年を迎えたNCURAは、研究支援活動のスキルアップや情報交換を目的として定期的に会合を開き、URAの活動をサポートしています。
今回で12回目となる本会議は、昨年より100人ほど多い参加者総勢600人(米国外19人)の規模で開催されました。
会議の冒頭では、Kimberly Pace氏(Executive Aura社/社長兼共同創設者)による基調講演が行われ、組織が成長するためのリーダーとしての役割やその影響力について話題提供がありました。
会議は約15トラックが同時進行し、研究資金の申請支援、プロジェクトマネジメントや産学連携など多岐にわたるテーマで構成されていました。このうち、KURAのURAは全米科学財団(NSF)の現況報告、研究費獲得やコンプライアンス関連のセッションを中心に参加し、海外のURAとの意見交換を通じてプレアワード業務におけるURAの関わり方を模索しました。
このほか、ネットワーキングレセプションやランチミーティングにも参加し、ハワイ大学をはじめ、米国で活躍する多くのURAと積極的に交流し、各大学の財政状況や海外ファンド情報を収集しました。
来年の同会議はラスベガスで開催される予定です。
KURAでは今後も定期的に会議に参加し、国外のネットワーク強化を図って本学の研究力強化に貢献する方針です。