京都大学 学術研究支援室 Kyoto University Research Administration

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海外大学・研究機関における若手研究者育成プログラムに関する調査報告を行いました(2020年3月)

04.09 (Thu)2020

2019年10月、京都大学ではL-INSIGHT (世界視力を備えた次世代トップ研究者育成プログラム) が新たな若手研究者育成事業としてスタートしました。L-INSIGHTと連携する京都大学学術研究支援室(KURA)では、このプログラムに資する情報を得るため、世界各国の大学・研究機関における若手研究者育成に関する取組みについて調査を行うことになりました。

L-INSIGHTの事業目的は、2030年に世界一級の研究者と成り得る、世界視力を備えた次世代トップ研究者を育成するためのプログラムを開発及び実施し、体系化を経てその普及をしていくことにあります。そのため本調査では、英国オックスブリッジに代表されるような伝統ある世界的エリート校から各国における名門校まで、公的研究機関から省庁関係機関まで、またアジアから北欧まで10か国、40に及ぶ多様な機関を訪問し、ヒアリングを行いました。2020年1月から3月にかけて10名のURAが調査を行い、国や機関ごとに特徴的なプログラムを中心に報告書 をとりまとめ、このたびL-INSIGHT事務局に提出しました。

国や研究機関の置かれている状況により、科学技術振興の戦略や若手研究者の育成方針は異なりますが、調査の結果、いくつかの類型が浮かび上がってきました。アカデミアにおけるトップ研究者を目指すために必要な「本格的」知識の早期伝授を目指すプログラムもあれば、 急増する海外出身研究者など多様な研究者像に対応した、基礎的技術の習得や規範の共有を目的とするプログラム、さらには、アカデミアに限らない多様なキャリア選択を促したり、プロ研究者として活躍するためのコンピテンシー向上を目指すプログラムなど、若手研究者を取り巻く環境の変化に対応した多様性が見られました。

この調査結果をもとに、今後もKURAでは、L-INSIGHT事務局と共同で、次世代研究者支援に取り組んでいきます。

*なお、中国、米国及び欧州の一部の機関については、Covid-19感染症の世界的な拡大に伴い、急遽訪問の予定を中止または延期しました。

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