京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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オンライン異分野交流会開催(2020/7/1、7/16、7/29)

08.08 (Sat)2020

臨床と工学の研究者がお互いの世界を垣間見、意見交換を行うことで、新たな医療シーズ創生に向かう“きっかけ”を提供することを目的として、オンライン異分野交流会を関連組織*と共に企画し、3回(7/1、7/16、7/29)、下記3組 のマッチングイベントを開催しました。

  1. 蛍光ナビゲーション外科手術の現状と将来展望》 「脳神経外科手術における蛍光イメージングの現状と課題」荒川 芳輝 医学研究科脳神経外科 講師 「ICGおよびICG誘導体を利用した腫瘍の蛍光/光音響イメージング」 近藤 輝幸 工学研究科先端医工学 教授
  2. 《レセプター機能解明と脳神経系への応用》 「トランスレーショナルリサーチのための神経疾患iPS細胞モデリング」井上 治久 iPS細胞研究所教授 「膜受容体の化学標識とイメージング」 濵地 格 工学研究科生物有機化学教授
  3. 低酸素の生物化学と病態生理》 「腎性貧血の基礎と臨床」柳田 素子 医学研究科腎臓内科教授 「酸素生物学事始め」 森 泰生 工学研究科分子生物化学 教授  

各々の交流会に100名を超える参加者があり、臨床系:工学系の割合は、およそ2:1で、新しい技術を求めている臨床系の研究者が多いことが分かりました。聴衆からの質問が多数あり、交流会後も多数の質疑応答がメールを介して行われました。また、イベント後の演者間の会話は、当初目論んだ異分野融合シーズ研究への誘導のみならず、新しい大型資金獲得にも発展する可能性を秘めたものでした。 今回この企画を開催して、異分野融合研究への関心は高いが、なかなか異分野研究者と知り合うきっかけがないという研究者が多いと思われたので、次年度以降も開催を考えています。本件はKURAの大菊 鋼URAが担当しました。

*主催:京都大学医学部附属病院先端医療研究開発機構医療開発部、共催:京都大学大学院工学研究科附属桂インテックセンター 高等研究院医用生体工学研究部門 京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構 京都大学学術研究支援室 、関連事業: AMED異分野融合型研究開発推進支援事業 

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