京都大学学術研究支援室(KURA)と研究推進部は12月3日~5日、「京都大学アカデミックデイ2020」をオンラインにて開催しました。10回目となる今年は初のオンライン開催となり、3名の対話研究者が、一般公募の対話参加者とオンライン上で対話を行いました。またその対話を視聴できるリスナーも募集し、対話参加者は延べ9名、リスナー217名がアカデミックデイに参加しました。
「京都大学アカデミックデイ」は、内閣府による「国民との科学・技術対話」事業 の一環として開催しており、研究者と市民が対話し、分野を問わずに誰もが学問の楽しさや魅力に気づける場として企画しています。2020年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点からオンライン上での対話の形を試行しました。オンライン上でも研究者と一般の方の対話を大切にしたい思いから、研究者と対話する「対話参加者」を一般公募しました。またその「対話」を多くの方に見ていただくことも研究対話の一環と考え、対話研究者と対話参加者の対話を視聴するリスナーも募集しました。初めてのオンライン開催に備え、8月にアカデミックデイプレイベントを実施し、研究者や参加者等の意見をもとに本番の形式の検討を進めました。プレイベントでの参加者からの意見等を踏まえ、12月にアカデミックデイ本番を実施しました。
オンライン開催により、従来は難しかった実際の研究現場を見せることができたほか、これまで京都の会場まで来場することが難しかった遠方の方にも多く参加いただきました。アンケートからもオンライン開催の良さを歓迎するコメントが多く寄せられた一方、例年京都大学の百周年時計台記念館で開催している“研究者との直接対話”の魅力を今後のアカデミックデイに望む声も見られました。
今回の対話研究者一覧は、Webサイト「京都大学アカデミックデイ2020 」でご覧になれます。
KURAからは、大西 将徳URA、太田 一陽URA、白井 哲哉URA、藤田 弥世URAが企画・運営を担当し、広報担当として、西紋あかり事務担当職員も運営に関わりました。
当日の運営の様子