京都大学学術研究支援室(KURA)は、2022年3月11日および3月22日に、学内の研究者を対象として<「研究者の歩きかた」セミナーシリーズ>研究を大きくするスキルアップセミナー全2回を開催しました。第1回の「研究の規模をワンランクアップさせる研究構想の広げ方」では147名、第2回の「伝わる研究概要図の作り方」では167名の研究者や大学院生が参加しました。
第1回では、久住 亮介 京都大学 農学研究科 助教と新熊 亮一 芝浦工業大学 工学部 教授にご登壇いただき、数百万円規模の研究から数千万円規模の研究へ研究規模を広げようとする際の、研究規模に応じた研究構想の立て方、ステップアップのモチベーションや研究資金不採択からの学び、キャリア形成などについて経験談をご紹介いただきました。
第2回では、有賀 雅奈 桜美林大学 リベラルアーツ学群 助教にご登壇いただき、研究構想を審査者・査読者に伝えるための研究概要図の作成法についてご講演いただきました。セミナー後半では、京都大学に在籍する3名の研究者が提供した研究概要図の実例について、有賀 助教によるブラッシュアップのbefore-after解説も行われました。
視聴者へのアンケートでは、「ステップアップするために必要な準備や能力がわかった(第11回)」、「研究概要図を実際に作成するに当たっての具体的なテクニックやアクションプランを提示していただいた(第2回)」、「具体的な図の変更例があり、大変わかりやすかった(第2回)」などの感想が寄せられました。今回のセミナー全2回を通して、多くの研究者にとり自身の研究について再考するきっかけになったのではないかと思います。
本セミナーの企画運営は、大西 将徳 URA、川口 利奈 URA、森山 理美 URAが行いました。
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