京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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第42回京都大学宇治キャンパス産学交流会<エネルギー理工学研究所>の開催に協力しました(2022年7月4日)

07.19 (Tue)2022

2022年7月4日、第42回京都大学宇治キャンパス産学交流会<エネルギー理工学研究所>がオンライン(Zoom)で開催され、京都大学学術研究支援室(KURA)宇治地区担当URAが開催に協力しました。今回の交流会は、京都大学エネルギー理工学研究所から2名、企業から1名の講演があり、約60名の参加がありました。
京都大学宇治キャンパス産学交流会は、「京都大学宇治キャンパス産学交流企業連絡会」が京都府中小企業技術センターけいはんな分室を事務局として実施しているものであり、京都大学宇治キャンパスの4つの研究所(化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、防災研究所)における先端研究や民間企業における最新の研究課題等を相互に紹介し、人的交流を通じて、地域産業の発展などの社会貢献に役立てることを目標としています。

今回の交流会では、京都大学の研究シーズの紹介として、稲垣 滋 エネルギー理工学研究所 教授 より「次世代プラズマ科学 ―プラズマの拓く未来社会―」の題目で、プラズマが宇宙開発から水の浄化や医療滅菌など幅広い応用分野で担う重要な役割、そしてプラズマ制御最大級の難問であるプラズマ核融合の紹介がありました。

次に、小島 崇寛 エネルギー理工学研究所 助教からは「ナノ炭素材料をどうやって精密に作るか?―究極の極小レゴブロックを組み立てて観察する―」という題目で、炭素材料の概要から、グラフェンナノリボン(GNR)の精密な作製と観察による最先端の研究について紹介がありました。

企業からは、磯田 学 株式会社三谷合金製作所 営業技術課 課長 より「エッジワイズコイルでオンリーワン企業を目指す―水力発電と産業界の維持・発展に貢献―」という題目で、同社のエッジワイズ曲げによるコイル製作をコア技術とした事業発展の歴史や主力製品の紹介、水力発電における重要な役割について紹介がありました。

本交流会開催にあたり、京都府中小企業技術センターと教員の橋渡しを、学術研究支援室(KURA)宇治地区担当URA(池田 郁子村田 卓也田上 款)が担いました。

 


稲垣 滋 教授


小島 崇寛 助教


株式会社三谷合金製作所
磯田 学 氏

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