京都大学学術研究展開センター（KURA）のプレアワード支援において、申請書面の改善提案とヒアリング審査支援は主要な支援項目です。2023年の7月に3回にわたってプレアワード支援スキルの向上を目的としたURA向けワークショップ（WS）を実施し、延べ39名のURAが参加しました。WSの開催にあたっては研究者から使用許可をいただいた実際の申請書類等を用いました。

第一回（2023年7月4日開催、講師 ： 村田 卓也 URA）はヒアリング支援スキルアップWSを開催し、13名のURAが参加しました。ベテランURAから新任URAへのスキル伝承を目的として、ヒアリング支援を行う際の模擬質問やスライド改善のあり方をグループディスカッションし、村田 URAからは参加者全員に基本スキルの解説を行いました。

第二回（2023年7月18日開催、ファシリテーター ： 菅井 佳宣 URA）は、7月14日から公募が開始された科研費について、研究計画調書作成支援のスキルアップを目指したWSを開催しました。14名のURAが参加し、持ち寄ったコメント案の整理、議論を通じて支援の際の考え方やノウハウを共有しました。

第三回（2023年7月28日開催、ファシリテーター ： 田上 款 URA）は、第二回と同じく科研費を題材とし、支援依頼が増えているKURAの中で、メリハリのついた最適な支援を提供するにはどのようにするのが良いのかについて、過去の事例やそれぞれの経験を持ち合い、12名のURAが議論を行いました。

今後も支援に携わるURAのスキルアップに努め、研究者の支援に向き合っていきます。