京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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先輩URAの声

京都大学の研究を多方面から支援

 

  • Q1. 仕事内容を教えてください

    主に生命・医薬系の研究者の支援を行っていますが、特に力を入れているのは外部資金の獲得支援です。研究者から依頼されて外部資金の申請の支援をすることもあれば、こちらから外部資金への応募を研究者にお薦めすることもあります。担当分野の研究者の情報を自分なりに調査してまとめることから始まり、なるべく多くの研究者と会って、どのような研究を進めているか、これからどんなことがしたいかを知るようにしています。その情報をもとに、ぴったりの外部資金情報が出たらこちらから連絡するのです。
    また、産学連携の取りまとめをしたこともあります。私は製薬企業で長年働いていましたので、そこで得た人脈を生かして企業と研究者とをつなぎ、チームで協力してかなり大きな助成金を得ることにも成功しました。

  • Q2. 仕事のやりがいは?

    さまざまな分野の最新の研究に触れられること、そしてその発展を支援できること、それに尽きます。
    企業では限られた分野の研究にしか触れることができないことが多いと思いますが、総合大学であるここではあらゆる分野の研究者がおり、毎日が刺激的です。少し話を聞いただけではわからない分野もありますが、理解する過程も楽しんでいます。
    外部資金の獲得支援をする際、研究者が書いた申請書の原稿を読んで「これではうまく伝わらない」と思う時があります。ですが話を聞いて助言し、何度か書き直すうちに焦点が合う時があります。そんな時はうれしいですね。申請が不採択であったとしても、構想をうまく形にすることができたという感想を研究者からいただくことがあります。

  • Q3. 業務でチャレンジングなことは?

    まだまだやることがたくさんあるなということですね。
    例えば大型の研究資金を取っても、研究プロジェクトをうまく回すためには人材が必要です。研究資金を獲得する支援をしてきましたが、最近はその後のポストアワード人材の必要性も言われています。URAがそれを担うのか、また新たな人材が必要なのか、議論はこれからです。
    また、分野の異なる研究者をつなぎ、プロジェクトにまとめるということも時には必要です。自分がなるべく幅広い研究分野を知る必要もありますし、他のURAとの情報共有・活用も重要です。

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MESSAGE

採用候補者へのメッセージ

セカンドキャリアとしてURAを選んで本当によかったと思っています。企業で定年後再雇用されるより絶対おもしろい経験ができると思いますよ(笑)。母校への恩返しのつもりでもありましたが、ここでは私自身が日々研究者と接することによって成長し、これまで興味がなかった分野のことなど学生の時以上に学んでいます。
企業での経験が大学で役に立つのかと不安に思う必要はありません。ここではこれまで得た交渉力や実行力、そしてマネジメントの力などありとあらゆる経験が活かせます。ひとりではなくチームで取り組むので、心強いです。
新しい環境に飛び込み、縁の下の力持ちとして、或いは自ら旗振り役として働きたい方をお待ちしています。

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