京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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<研究者の歩きかた>セミナーシリーズ#3「インパクトのある研究提案書”要旨”について~創発的研究支援事業へ挑戦しようとするあなたへ~」(2020年7月1日、3日)

07.13 (Mon)2020

京都大学学術研究支援室(KURA)は、JST創発的研究支援事業へ挑戦しようとする若手研究者を主な対象に、インパクトのある研究提案書作成のポイントを伝えるオンラインセミナーを7月1日、3日に開催しました。

JST創発的研究支援事業は、若手研究者の既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を推進しようとする今年度新規事業です。書類選考と面接選考が予定されており、研究者の自由な発想による様々な研究提案を、多様な専門分野で活躍する審査員が選考します。KURAでは、このような性格の研究公募事業では研究提案書の「要旨」の役割がとても重要になることを意識し、競争的な研究費申請の際の「要旨」の考え方を整理し、提案書作成のポイントを伝えるセミナーを開催しました。

セミナーでは、「競争的な研究費申請の際の提案書は、研究提案の魅力を審査員に伝える手段であって、3つの観点(1. 研究提案が魅力的か、2. 何を書くか、3. どう書くか)を意識して提案書を作る必要がある」、「特に“要旨”は重要であり、研究提案の要旨は単なる“要旨”(要約)ではなく、提案書の中の重要なひとつのパーツという意識が必要」といった内容を、JST創発的研究支援事業を例に詳解しました。研究者や事務職員等合わせて196名が参加しました。

本セミナーは、新型コロナウイルス感染症災禍からの研究活動の再開時期と重なり、研究者にとってはオンライン授業など含め普段とは異なる負担が研究遂行のハードルとなっていました。このような時期こそ研究をサポートするURAの役割は重要です。アンケートには「KURA は頑張って支えますよ、という気持ちを感じました」という意見もあり、今後もKURAは研究推進を積極的にサポートしていきます。本セミナーは、KURAの創発的研究支援事業担当URA(大西 将徳園部 太郎仲野 安紗斎藤 知里)、web説明会担当・菅井 佳宣URAが企画、開催しました。

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