京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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「京都大学テクノサイエンスヒル桂の実VOL.2~インダストリアルデイ2021~」 の開催を支援しました(2021年11月30日)

12.10 (Fri)2021

「京都大学テクノサイエンスヒル桂の実(みのり)」は桂図書館を起点とした産学連携の取組と、インダストリアルデイを連携した産官学マッチング企画で、9、11、3月にVOL.1~3の3回実施を予定しています。第2回となるVOL.2では 9月開催のVOL.1と同じく「医工連携」をテーマに、“観る・知る・防ぐ”のキャッチフレーズで開催しました。本会場(桂図書館2階)での小規模会場とZoomウェビナーによるオンライン配信のハイブリッド形式で開催しましたが、VOL.2単独で69名のご参加を頂き、VOL.1と合わせると医工連携のテーマとして203名にご参加頂きました。

イベント当日は、椹木工学研究科長にオープニング挨拶を頂いた後、京大若手研究者2名(小林圭准教授、石川良賀特定助教)、企業2名(株式会社島津製作所 田中耕一記念質量分析研究所 岩本慎一副所長、三洋化学工業株式会社 バイオ・メディカル事業本部研究部 斉藤太香雄部長)にご登壇頂きました。

小林准教授からは“観る”に関連し、原子間力顕微鏡を用いた生体分子の最新観察技術、石川特定助教からは“知る”に関連し、環境性微粒子による疾患誘発メカニズムの解明についてご発表頂きました。一方企業からは、島津製作所 岩本様、三洋化成工業 斉藤様より疾患予防、再発防止の “防ぐ”の観点でアルツハイマー病変の早期検出技術と、人工タンパク質シルクエラスチンを用いた再生医療に関するご講演を頂きました。いずれの発表についてもオンラインを含め多くの質問があり、参加者の関心の高さが伺えました。オープンディスカッションでは医工連携の形について、大学・企業それぞれの立場からの課題について議論した後、最後に『医工連携に関する研究開発の実現により社会の何が変わるか』という観点で各登壇者にお話頂きました。

本イベントは、大学研究者の企業側ニーズへの理解を深めるとともに、工学研究科の研究シーズ展開の可能性に関する活発な議論を通じて、産学融合での新たな展開を期待しています。アンケートによるニーズ分析等から、来年3月18日開催の桂の実VOL.3は次世代エネルギー、材料・化学をテーマ(仮)で企画中です。今後も本イベントが産官学連携の推進に役立つよう努めていきます。

イベント情報はこちら

展示会場の様子

オープンディスカッション(パネラー席)

 

支援に関わったURA5名
下郡 三紀 大西 将徳 菅井 佳宣 大西 兼司 岡本 昌彦

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