京都大学学術研究展開センター (KURA)は2023年9月4日に「IRセミナーシリーズ 第4回 効率的な研究業績整理のTips – ORCiDを活用しよう」をオンラインで開催しました。本説明会には研究者をはじめ、大学院生・職員合わせて155名が参加しました。
研究者が科研費などの競争的研究費に応募する際に、研究者情報データベースへ業績を登録することが求められるようになってきました。また研究者自身の業績のインパクトを客観的に示すという観点でも、業績管理の重要性が増しています。複数ある研究者情報データベースをそれぞれ別個に更新・管理するのは煩雑ですが、ORCiD(世界中の研究者が無償で使用できる、個人を識別するID)を有効活用することで、研究業績を一括登録・自動更新し、入力作業を省力化することができます。そこで本セミナーは本学研究者をメインターゲットとし、研究者自身で業績を管理することの意義、そしてORCiDを軸としてresearchmapなど各種データベース上で効率よく業績を管理するための方法について紹介しました(講師:渡邉 吉康 URA)。
参加者からは、ORCiDを介して業績を整理する意義や具体的な方法に関する様々な質問が寄せられ、業績整理への関心の高さを窺い知ることができました。各研究者が各々の研究業績を適切に整理していくことは、大学の研究力をより正確に評価することに繋がってきます。今後もKURAでは、大学本部や各部局関係者、研究者と連携しながら、本学の研究力評価に必要なデータ基盤の整備を推進してまいります。
今回の説明会はKURAの大学戦略・IR担当(岡﨑 麻紀子 URA、坂本 翼 URA、橋爪 寛 URA、渡邉 URA、池本 翔子 事務職員)が企画・運営しました。
本説明会の資料と動画はイベントページ(学内限定)で公開しております。
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