京都大学 学術研究展開センター Kyoto University Research Administration

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京都大学インダストリアルデイ2020-XR(産官学マッチング交流会)を開催しました(2021年3月17日)

03.27 (Sat)2021

京都大学学術研究支援室(KURA)は2021年3月17日、工学研究科附属学術研究支援センターや京大オリジナル株式会社と共に、「京都大学インダストリアルデイ2020-XR〜建築・土木の最新技術〜」を開催しました。今回は新型コロナウィルス感染症対策のため初めてオンラインで開催し、バーチャル空間のクロスリアリティ(XR)で参加者の交流を目指しました。

「インダストリアルデイ」は、本学の研究シーズを広く産業界・行政に紹介し、産官学連携につなげることを目的として、毎回テーマを変えて開催しています。今回のテーマは「建築・土木の最新技術」で、基調講演に日本建築学会会長の竹脇出 工学研究科建築学専攻教授が登壇。「自然災害に対応するレジリエント建築の創造に向けて」と題し、これまでの成果や最新の研究動向、今後の課題などが提示されました。特別講演では、池口正晃 国土交通省近畿地方整備局企画部長が「近畿地方整備局のインフラDXの取り組み」について解説しました。このほか、京都大学から若手研究者を中心とした8名が研究シーズを発表し、産官学連携の深化を目指しました。イベントには企業関係者を中心に104名の視聴登録がありました。

初のオンライン開催のため、参加者がじっくりと講演を視聴できるよう、また研究者と参加者が交流できるよう、バーチャル空間の設営を工夫しました。基調講演・特別講演をウェビナーで配信し、研究シーズ発表をオンラインミーティングによる対話形式で実施したほか、バーチャル空間の会場内に研究発表ブースを設置しました。研究シーズを「ポスター」掲示することで、参加者は「現実の会場で参加しているような体験」ができました。初めての形式で研究シーズ発表では発表側も参加者もそれぞれ戸惑う場面が見受けられましたが、コロナ禍で対話できる機会が限られる中でも産官学交流の場を創出することができました。

今回のインダストリアルデイは、桂地区担当と産官学連携推進グループのURA(菅井 佳宣笠原 のりこ伊藤 健雄大西 将徳田上 款川口 利奈下郡 三紀池田 郁子岡本 昌彦)が中心に企画・運営を行いました。KURAでは、今回のイベントで形成された研究者と参加者のネットワークをフォローアップすることで、今後も産官学連携の推進に努めていきます。

イベント情報はこちら


XR空間の会場の様子

 

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