京都大学 学術研究支援室 Kyoto University Research Administration

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DORA Community Engagement Grantsのキックオフミーティングに参加しました(2022年3月1日)

03.11 (Fri)2022

3月1日(火)、研究評価の改善に向けた活動を支援するグラント、DORA Community Engagement Grants のキックオフミーティングが開催され、藤川 二葉 URAと佐々木 結 URAが参加しました。

DORA(研究評価に関するサンフランシスコ宣言*1San Francisco Declaration on Research Assessment、2013年)は、主に数量的指標への過度の依存をなくすといった研究評価制度の改善への提言として発表されました。2018年以降は専任のスタッフを抱え、イニシアティブとして様々な活動を展開しています。

昨年末に公募されたこのグラントでは、研究評価の改善に向けた9ヶ国・10の多様なアプローチによるプロジェクトが採択されました。京都大学学術研究支援室(KURA)の人文・社会科学系研究支援プログラムメンバーが参画している人文・社会科学系URAネットワーク(JINSHA)*2が申請した「責任ある研究評価」に関する企画も、その一つとして選ばれました。その他アフリカからはウガンダ、アジア・オセアニアからはオーストラリア、インド、ヨーロッパからはオランダ、オープンアクセス運動先進地域の南米からはアルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ベネズエラなど、世界各地の研究機関・関係者が、今後半年のプロジェクト期間中に様々な調査やワークショップなどを実施していきます。

キックオフミーティングでは、DORA事務局・各採択者の顔合わせが行われ、各プロジェクトの内容を採択者がそれぞれ紹介し、今後採択者同士ゆるやかなネットワークを作り、互いの経験から学び合っていこうというアイディアが出されました。

人文・社会科学系URAネットワークは、本グラントの支援を受け、2022年6月に 「JINSHA 情報共有会」を開催する予定です。これまでに行ってきた研究評価に関する活動*3、そして2022年3月16日開催の第13回JINSHA情報共有会 with C4RA「責任ある研究評価シリーズ〜定量的評価指標の現在と未来に向けた課題とは〜」を踏まえ、「責任ある研究評価」や研究力分析に関する議論を継続し、さらに発展させていく機会とすることを目指しています。

*1 サンフランシスコ研究評価宣言 (San Francisco Declaration on Research Assessment, DORA)
細胞生物学分野の学会、学会誌編集者、研究者が中心となり、ジャーナル・インパクト・ファクター(JIF)の限界を指摘。助成機関、学術機関、研究者など対象ごとに勧告をまとめているのが特徴。論文が掲載されている雑誌名ではなく、その論文の科学的内容こそを評価、また、多様な研究成果物の価値とインパクトを評価するよう勧告している。

*2 人文・社会科学系URAネットワーク
2014年以来、「人文・社会科学系研究推進フォーラム」を連携開催している幹事校URAを中心とした、人社系業務担当者のゆるやかなつながり。イベント開催や情報共有等の活動基盤として機能している。

*3 KURA人社系プログラム「研究力の可視化プロジェクト」・人社系URAネットワーク行ってきた主な活動
・第4回人文・社会科学系研究推進フォーラム「人文・社会科学系研究の未来像を描くー 研究の発展につながる評価とは」(2018年3月16日)
・第6回JINSHA情報共有会「研究の発展につながる評価とは−研究評価の未来を洞察する−」
レクチャー&ワークショップ (2019年7月26日)
・RA協議会第5回年次大会「研究の発展につながる評価とは~『責任ある研究評価・測定(Responsible Metrics)』とURAにできること」(2019年9月3日)
・第9回JINSHA情報共有会「責任ある研究評価を考える~大学・研究機関にとっての責任ある研究評価とは~」(2021年2月5日)
・INORMS2021でセッション(「Responsible Metrics and Multilingualism: A review of evolving Asian perspectives」)企画(2021年5月)

 


DORA Community Engagement Grant Kickoff Meetingの様子

 

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